前科持ちとして挙げるのは気が引けますが、この半年でいろんなレギを見てきています。

ノリを重視していたりＰｖに力を入れていたり、協調を主義としていたりレギによって様々ですが、今のところハズレを引いたことはありません。

Ｐｖや要塞戦に力を入れているところだけは、方針と実生活の釣り合いが採りづらく、過去に内紛も経験していることから極力参入を避けていますが。

唯一選択を誤ったところとしては、設立時に掲げていた『皆にとって居心地の良い環境作り』なる方針に則って当初は活動そのものが大人しかったのが、増員に比例して次第に過激化し、秩序がおざなりになっていること。

要塞内や首都での人気の多い場所で公然と決闘し続けたり、些細なことで他プレイヤー（レギメンへの歪曲的なものも含む）へ罵詈雑言を発したり、中には度重なる移住の強要など――色々あります。

過去に同例で苦情や怨恨を突きつけられた経緯から再三に亘って改善を求めるも、レギマスもレギメンも放任的で「（苦情が来ていないんだから）気楽にいきましょ」の一点張り。

設立から関わっていますが、正直のところ裏切られた気分でした。

こういうレギもあるのです。

また、これは別のMMOで実際に経験したことですが、私が管理していたグループに舞台役者を本業としている人がメンバー（以後Ａ）に加わった後、本人が舞台の稽古と公演の為に１ヶ月の休止を申告したことがありました。

その苦労は経験者でないと判りえないうえ、話の内容から信憑性に足ると判断できたので、私が申告を許可しましたが、後日起きたのはそのＡさんの追放問題。

Ａさんの申告を疑っていたり、単純に活気を主観に置いているのであれば検討の対象にもなりますが、追放を肯定しているメンバー（以後Ｂ）の主張にも問題はありました。

「舞台演劇なんてただ単に体を動かすだけだし、精々２時間程度なんだから疲れるわけねえだろ。稽古ならなおさら」

この主張を以て頻繁に繋げたくない口実と解釈でき、休止の動機にはならないと述べていたんですね。

そんな単純な話ではないのでＢさんの主張は棄却しましたが、主張とは別にＡさんへの誹謗中傷も含まれていたので、次第にグループ全体の空気が悪化しました。

１ヵ月後にＡさんは復帰しましたが、矢先にBさんがなじりました。

「お前のせいで、秩序が乱れている。さっさとよそへ行け」

これが原因でAさんは精神的に追い詰め、翌日そのMMOをやめてしまいました。

「これ以上迷惑はかけられないので、これからは舞台一筋でやっていく」という一言を残して。

ちなみにメンバーの総意も交え、Ｂさんを即日追放しました。

こういった事態を未然に防ぐために、大半のレギは予め規約に盛り込んでいますが、一部のレギでは管理強化目的で加入人数の制限や非面識者の加入の拒否、体験期間を廃する代わりに試用期間を採用しています。

楽しむことは迎合しますが、だからといって何をしてもいいというわけではないんですよね……。

→ レギオンに期待してもいいですか？ 内容表示