イズラフェルとは空間を司る神で、十二柱神の時代に西の地を治めていた塔の守護者。
詳細は判明していないが、何らかの理由でイズラフェルが堕落したことが知られている。強い力への欲望とシエルへの嫉妬心がその原因であると考えられる。
イズラフェルは龍族と結託して、龍族とアイオンの十二柱神を一度に抹殺する陰謀を計画したが、永遠の塔の崩壊という不測の事態により計画は水泡に帰し、イズラフェルは消えてしまった。イズラフェルはやはりシエルと同様に消滅したと伝えられている。
とある歴史家は、「アトレイアの大崩壊はイズラフェル神とハイディーヴァの共謀が原因」という見解を示しているが、立証するだけの史料が乏しい。そのため、天魔両種族の首脳部や歴史学会でも異論が多く、ハイディーヴァを大崩壊の戦犯だとするのは誤った歴史観だとされている。