敵対値とは、戦闘時モンスターが攻撃するターゲットを選択するために誰が最も脅威なのか判断する基準になる数値を指し示すものとなる。
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敵対値増幅力増加アイテム |
敵対値増幅力増加オプションがついている装備アイテムを種族別に整理しました。 |
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敵対値増幅力減少アイテム |
敵対値増幅力減少オプションがついている装備アイテムを種族別に整理しました。 |
上記の表で、敵対値関連項目をクリックすると、該当分類と関係あるアイテムを確認できます。
慣れれば思うがままに敵対値を管理することができる |
モンスターに対して威嚇になる行為をしたりすると(攻撃をするなど)、モンスターの敵対値が上がることになる。 モンスターの知能にもこういう要素が含まれており、この敵対値によりモンスターが取る行動が変化することになる。
すなわち、モンスターを攻撃するプレイヤーに対して持っている敵対値は戦闘中、時と場合により変化することとなり、それによって攻撃するターゲットも変更されることとなる。
モンスターの敵対値が上昇する場合については次のようになる。
モンスターの敵対値が上昇する場合 |
プロボークでモンスターを引くことは敵対値の管理に多いに役に立つ |
モンスターのAIは上の内容を総合し、自身に最も脅威的なターゲットを選び、主な攻撃のターゲットとする。 すなわち、自身の防御力が低いクラスの場合、この敵対値を急激に上昇させないようにコントロールしながら、プレイをしなければならない。
ソード ウイングやシールド ウイングなどパーティーメンバーを守らなければならないタンカーの場合はこれと反対で、モンスターの攻撃を自身に集中させ、モンスターがパーティーメンバーをターゲットするのをそらさなければならない。
結局、円滑なパーティープレイ進行のためにはどのクラスでも敵対値に対する感覚を育てなければならない。
ダメージが高い攻撃であればあるほど敵対値を急激に上昇させる |
モンスターの敵対値はヘイト リストと密接な関係がある。 すなわち、モンスターの頭の中には自身に最も脅威となるターゲットの順位を付けたリストが存在する。 この順序がヘイト リストであり、モンスターはこのリスト順に攻撃優先順位を定めていることになる。
ヘイト リストの数値は戦闘により、常に変化しており、いつでもヘイト順位が変更される場合がある。 このリストがどんな公式によって決められているのか正確なルールは把握するのが難しく、ゲーム上でも数値的に何も表示されてはいない。 したがってプレイヤーのカンでこのリストの順位を把握するしかない。
ステータス異常スキルを使用した後には敵対値の管理が必要だ |
ただ、一つ確実なのは、このヘイト リストは敵対値を増加させるスキルや減少させるスキルを一度使うだけでは一気に順位が変更されたりはしないということだ。
したがって各クラスの役割によって敵対値増減に関連したスキルを有効的に活用しなければならない。
例をあげると、パーティープレイの時ダメージ ディーラーが攻撃スキルを乱発した際に敵対値が大幅に上がってしまった場合、「タワ ーオブ アイオン」ではタンカーのプロボーク スキル一回でダメージ ディーラーへ向かったモンスターのターゲットをタンカーに回すことはできないということだ。
敵対値管理が適切になされなければタンカーが忙しくなる? |
すなわち、タンカーはモンスターにターゲットされていれば、プロボーク スキルを使わなくても良い...と考えるよりは、再使用時間が戻った時に持続的にプロボーク スキルを使い、自身の敵対値とパーティーメンバーの敵対値の差を着実に広げておくことが何より重要だ。
またダメージ ディーラーやヒーラーは敵対値を低くするスキルを使って、あらかじめ敵対値を管理した方が良い。
モンスターは常にヘイト リストに攻撃ターゲットをのせているわけではない。 例えば、戦闘中、一定時間以上何の行動をしなかったり、死亡することになればヘイト リストから削除され、残ったパーティーメンバーだけがヘイト リストに残ることになる。 ヘイト リストで削除される場合については次のようになる。
ヘイト リストから削除される場合 |
デバフ スキルは敵対値上昇の要因の一つだ |
各クラスが使う攻撃やスキルなど、それぞれの行為によって上昇・下降したりする敵対値はすべて違う。
一般的に敵対値を最も多く増加させるスキルはモンスターに最も多いダメージをあたえた場合だ。 したがってダメージ ディーラーの役割を担当するクラスが敵対値を増加させる確率が最も高くなる。
次のリストはモンスターの敵対値を大幅に増加させる行為の順位だ。
敵対値順位 |
回復スキルはすべて敵対値を大きく上昇させる |
敵対値増加第一位の「多くのダメージを受けたターゲット」の場合、一般攻撃とスキル攻撃などすべての攻撃方法のダメージを合わせて、計算される。 また武器の種類により敵対値上昇効果が少しずつ違い、また、武器の攻撃力はもちろん、武器の攻撃回数によっても違う。
すなわち、武器の攻撃打数が多い武器を使う場合とそうではない武器を使う場合とでは、敵対値の上昇の差が大きくなる。
スペル ウイングのリストレイン系列魔法やスリープは効果が卓越したスキルだが、それだけにモンスターの敵対値を大きく増加させるスキルとなる。 したがってこういうステータス異常魔法にかかったモンスターはステータス異常が解けるや否やスペル ウイングだけを攻撃する可能性が非常に高い。 それではこの時タンカーはどのようにしなければならないだろうか?
敵対値が順位が変更されたらメイジ スキルを活用してみよう |
答は「状態異常が解ける前に、プロボーク スキルを利用して、あらかじめ敵対値を上げる」だ。 すなわち、スリープなどのメイジ スキルはダメージを受けなければステータス異常が解けないので、こういう「ダメージを与えないで敵対値を上げるスキル」をあらかじめ掛けた方が良い。
攻撃はその後におこなおう。(もちろん他クラスはタンカーが攻撃するまで絶対にステータス異常にかかったモンスターを攻撃しないことが基本であり、同じようにステータス異常が解ける前には、敵対値を減少させるスキルを掛けなければならない)。
召喚獣を召喚して、戦闘を進行するスピリット ウイングの場合、召喚獣がターゲットを攻撃することで増加する敵対値はスピリット ウイングには適用されず、スピリット ウイングが使うデバフ スキルや攻撃魔法にだけ適用されることを覚えておこう。
プロボーク ロアーはシールド ウイングの代表的な敵対値管理スキルだ |
タンカーの役割をすることになるソード ウイングやシールド ウイングの場合、自身の敵対値を増加させるスキルを保有しており、その他タンカーでないクラスは自身の敵対を減少させるスキルを持っている場合が多い。
すなわち自身の役割に合うようにこういう敵対値関連スキルを適切に掛けながら、戦闘を進行することがパーティープレイの妙と言える。
ソード ウイングの代表的な敵対値増加スキル
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シールド ウイングの代表的な敵対値増加スキル
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ソード ウイングは敵対値コントロールが容易で、補助タンカーの役割が可能だ |
このプロボークというスキルこそパーティーのタンカーであるソード ウイングとシールド ウイングの代表的な敵対値増加スキルだ。このような敵対値増加スキルを適切に駆使することで、ターゲット モンスターのヘイト リストに自身を常に上げることが重要となる。 また、シールド ウイングの場合攻撃力が弱い反面、多様な敵対値増加スキルを保有しており、多数のモンスターの敵対値も効率的にコントロールすることができる。
反対にタンカー以外のクラスの場合、その中でもダメージ ディーラーは自身のダメージ量をよく計算してスキルを使い、ヒーラーは自身の回復魔法をよくコントロールしなければならない。 その他にも適切に敵対値を下げるスキルを使って常にタンカーより自身の敵対値を低くすることが重要だ。
スペル ウイングの代表的な敵対値減少スキル
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シャドウ ウイング、ボウ ウイングの代表的な敵対値減少スキル
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キュア ウイングの代表的な敵対値減少スキル
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キュア ウイングは敵対値の上昇を減少させるパッシブスキルを持っている |
ダメージ ディーラーの場合、モンスターのターゲットが自身に向かうことになればすぐに攻撃を打ち切り、敵対値を低くするスキルを掛けなければならない。
ヒーラーの場合、回復魔法もタイミングを合わせて入れるべきで、各種回復スキルの中でも敵対値の増加が少ないスキルが存在するのでこういうスキルを把握していなければならない。
一般的にすぐに効果が現れるヒール グレースやリカバリー フラッシュなどが敵対値上昇幅が大きく、反面リバース ライトの場合上昇幅が少ないスキルとなる。
スピリット ウイングはソロプレイの時も敵対値管理が重要になる |
例外的にスピリット ウイングは敵対値を減少させるスキルを保有してはいないが、召喚獣のスキルに敵対値を増加させる効果を持ったコマンド:メナス ポジションと自身の敵対値と召喚獣の敵対値を強制的に交換するスピリット サクリファイスなど独特のスキルを持っている。
クラス別にこのような多様な敵対値をコントロールするスキルが存在するが、一回のスキルで自身がターゲットから抜け出せるという考えは捨てた方が良い。
上で言及したように、積みあげられた敵対値は一回のスキルで簡単にひっくり返されはしないためだ。
●モンスターは自身に一定時間の間、最も多いダメージを負わせた相手を優先的に攻撃する。 ● モンスターが攻撃しているプレイヤーのHPを短時間で回復させているターゲットを攻撃する。 |
良い装備をしているユーザーは他ユーザーの敵対値を上昇させる |
ダメージ ディーラーの場合、こういう事項を無視したままむやみに攻撃するとすぐにモンスターが集まり、自身をむやみに攻撃するような経験をすることになる。
ヒーラーの場合も同じように、パーティーメンバーにむやみにヒールをしていると自身の周囲から離れようとしないモンスターを眺めながら床に横たわる経験をするようになる。