ティアマト

 

創造神であるアイオンから与えられた肉体と精神の限界を突破して、ドラカンに覚醒した龍族のなかでも強大な力を持った者たちは五龍帝と呼ばれている。ティアマトは、このなかでもっとも遅く龍帝に加わったドラカンだ。

 

血肉に執着するドラカンの本性に忠実であり、十二柱神とディーヴァを憎悪している。そのため、魔界・天界・アビスでの戦いではつねに先陣を引き受けていたと語り継がれている。

 

ティアマトはその力によって、土地が持つ生命体を利用してドラナを生産させることができる。


・関連ページ:龍族

好戦的な性格

圧倒的な力量を見せつけるティアマトの軍勢。

 

ティアマトの特徴は、一言でいえば「好戦的な龍帝」である。

 

相手が少しの隙でも見せれば、躊躇せず直ちに攻撃を行う。例え不利な状況になったとしても、絶対に退かず、むしろ反撃を加えるなど、絶対に油断出来ない存在として知られている。とくに千年戦争のときには、人間の都市を徹底的に破壊し、その場所に住んでいる全ての生命体を無にするなど、冷酷な姿を見せた。

 

ティアマトの悪名は、大崩壊が去った後も続いており、他の龍帝たちとは異なり、今も天族/魔族と紛争を起こしているのだ。このため、一番遅れて誕生した龍帝にも関わらず、他の龍帝に劣らない悪名を誇っている。

ドラナの人工生産

ドラナとオードは対立の存在?

龍族の根源である 「ドラナ」 と、ディーヴァの根源である 「オード」 は、互いに対立している存在である。オードの影響を受けて生きて行く生命体は、ドラナに長期間露出した場合、突然変異が起きてしまったり、元々の特性を失うことになる。暗黒のポエタで会える奇形のドゥカキ族が良い例だ。同じく、竜族がオードの影響を受けた場合も突然変異が起きる。大崩壊の時、オードの影響を受けたドラカンが退化したのが、ドラコニュ-トだ。

   

 

龍族の生命の根源、ドラナ。

後発走者と言える龍帝ティアマトが、自分の勢力を固めるために選択した方法の中の一つが、ドラナの人工生産である。

 

ディーヴァがオードの力を利用して生きていけるように、龍族もドラナが無くては生きていくことが出来なかった。

 

しかし、天界と魔界にはドラナが存在しないため、それほど龍族は力を出すことが出来ない状況だったが、ティアマトは多様な実験を経て、人工的にドラナを生産することを出来るようにした。さらに、ドラナの上位存在であるドラゲル、ドラタミン、スルカナまでも作れるようになり、大きな成果を収めることになる。

 

もちろん、ここまで到逹するために、多種多様な生体実験が強行されており、数多くのエリム族が犠牲にされたのは有名な話だ。代表的な例が、ドラナ研究が進行されるアラカで会えるネームドモンスター・ブラック アース ダリアだ。

 

一方で、ドラナの人工生産に成功したということは、龍族の力を強くすることだけでは無く、天族と魔族の力まで奪うことが出来るという意味になる。そのため、他の龍帝たちもこの成果は認めるしかなかったのだ。

挑戦を受ける存在

龍帝ティアマトは、他の龍族の挑戦をよく受けている状況だ。

 

- 封印された暴風のルドラ

一応設定上はティアマトのライバル。

 

ルドラは、過去に龍帝の席を掛けてティアマトと争ったが、最後には敗れ、現在はパシュマンディル寺院の地下に封印されている。

パシュマンディル寺院内部の龍族はティアマトの部下で、ルドラの生き残った部下たちがルドラの封印を解かれないように守っている。

 

とはいえ、肝心の封印を解いたのは、少数のディーヴァであり、人々に敗れる屈辱を経験することになる……。(別にルドラが弱いのでは無く、プレイヤーが平凡なディーヴァでは無いからかも知れない)

 


- 管理所長 スラマ

竜帝ティアマトが管理する施設のひとつ、アラカ。こちらの責任者である管理所長 スラマもティアマトに反発している。

 

表面上では、ティアマトを仕えているが、裏ではまた他の龍帝に仕えようと見えるスラマは、ティアマトに受けた剣を壊してしまい、隠して置いている状態だ。

 

さらに日記帳では、上司であるティアマトの悪口を書いているとのこと。(こんな者に重要施設を任せておくティアマトは、組職管理が本当に苦手な様子が伺える)

 

- 都市内に隠れている他の背信者たち

天族と魔族の場合、どの主神の手下になっても天界・魔界を自由に移動できる。しかし、龍族は自分の傘下である龍帝の領域外に住むことは禁止されている。つまり、龍帝ティアマトの支配下にある龍族は、すべてティアマトの部下であり、ほかの龍帝の部下は、この中では住めないという鉄則があるのだ。とはいえ、じつはティアマトの都市で、他の龍帝の文献(おそらく風を意味する)を持つ龍族が発見された。

 

他の龍帝たちの状況は分からないが、今まで明かされたものを見てみると、ティアマトは龍帝という名前が色褪せるほど挑戦を受けている状況だ。これは単純に 「遅く生まれた罪」 であるのか、それともその他の理由があるのかは明かされていないが、少なくともティアマトの状況は、決して良くないのは確かだ。そして、これに付け加えて天族と魔族がティアマトの領地に群がって来ている状況が起こっている……。

侵略を受けるティアマトの領地

暗黒のポエタ事件で、ティアマトは忠実な部下である軍団長アヌハルトと旗下部隊を失ってしまう。

 
ティアマトが犯した「暗黒のポエタ事件」だ。これは、龍帝ティアマトが天界を占領するために犯した​​事件で、ポエタの次元の門を通じて、未来の世界に自分の手下(アヌハルト軍団)を送り、未来を変えようとした。しかし、この事件はいくつかのディーヴァの勇敢な行動により阻止され、ティアマトは軍団長アヌハルトをはじめとする数多くの兵士を失ってしまう。

だが、より大きな問題は、この事件をきっかけに、防御的な姿勢を取っていた天族と魔族が攻勢に転じたことにある。じつは、その中にふたつの種族は、龍族との戦いではなく、内政に力を入れて被害を回復するのが両種族の共通の関心事であった。そうして「暗黒のポエタ事件」で、龍族の危険さを悟った主神たちは龍界、正確にはティアマトの領地に大規模な討伐隊を派遣して、本格的な戦闘に出ることになる。

結局、顧みれば、これまでのすべての状況は、ティアマト自身が招いたわけだ。

龍界で開かれる激戦

シエルの遺物

大破壊時の主神シエルの力が込められたアイテム。シエルは 「時間」 を支配する存在だけに、シエルの遺物も時間に関わる力を持っているという。「暗黒のポエタ」 事件も、龍帝ティアマトがシエルの遺物を得たから可能だったこと。一時部下であるクムバンダが持って逃げだしたりしたが、結局は遺物を取り戻した状態だ。

   


ティアマトは、自分の領地であるインギスオン、および、ゲルクマルスをディーヴァに占領されている状況だ。とはいえ、ティアマトもじっとしているわけでは無く、大規模な部隊を送り、ディーヴァを攻撃して大きな被害を与えた。これにより、ディーヴァはテンペル訓練所に行き、特訓を通すようになったのだ。

 

結局、ティアマトとディーヴァは、互いに一部屋ずつ取り交わした状況になったが、お互いに力を備蓄したまま次なる第二次大戦を準備している最中である。この様に、ディーヴァとティアマトとの対決は、一寸先も分からない状況になっている。

 

しかし、これは確かだ……

 

 

龍帝ティアマトは、決して自分の地に入って来た侵略者を許さないだろう――

 

 

 

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ティアマトについて一言!

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