初級者~中級者に向けたPvP系コンテンツの紹介

 AIONでは魔族と天族の争いが基本コンセプトに置かれており、それがゲーム内でもさまざまなPvP系コンテンツとして実装されている。
 バトルロイヤル系やMOBA系などのスポーツライクなPvPとAIONが決定的に異なるのは、あらかじめ育成したマイキャラで挑むという部分である。マイキャラの強さは人それぞれ違うわけで、だからこそ、PvPで勝ちたいがために育成に励むという人も多い。

 本ページを参考にするような初級者~中級者にとって、マイキャラは育ちきっておらず、普通に考えればPvPは不利かもしれない。しかし、だからといってAIONのPvPを楽しめないかというと、全然そんなことはないのだ。ここでは、初級者~中級者のプレイヤーが、AIONのPvPをどうやって楽しめば良いのかを、「激戦地ドレドギオン」「要塞戦」のコンテンツを例に紹介しよう。

魔族/天族/龍族による三つ巴のPvPvE「激戦地ドレドギオン」

 「激戦地ドレドギオン」は、PvPとPvEがミックスされた、AIONを代表するIDである。
 舞台となるのは龍族がひしめく戦艦で、そこへ魔族と天族のパーティが同時に侵入し、ヨーイドンでスタート。それぞれが内部を攻略しながら、獲得ポイントを競うことになる。


 ドレドギオンの内部はそれほど広くないため、攻略するプロセスにおいて敵対種族と必然的に遭遇し、否応なくPvPが発生する。ただし、ドレドギオンの勝敗を決するのは、あくまでもポイント数であり、PvPはポイントを獲得する手段のひとつに過ぎない。めまぐるしく変わる状況に応じて、PvPとPvEを臨機応変に判断する必要があり、そのスリリングさがドレドギオンの真骨頂だ。

 参加するマイキャラの強さはそれぞれ違うが、人数に限っていえば6対6とイーブンであるため、PvPが拮抗する可能性は十分にある。手塩にかけて育てたキャラで、ギリギリのバトルを制したときの興奮は、他のPvP系ゲームではなかなか味わえないだろう。


 ドレドギオンにおける最大の報酬は「アビスポイント」(AP)で、頑張ってプレイすれば、たとえ負けてしまっても1000前後の量を獲得できる。初級者のプレイヤーでも、ドレドギオンに参加すれば確実にAPを獲得できるわけだ。たとえば、各クラスの上級スティグマを入手するためには多くのAPが必要となるが、そんなときにもドレドギオンは重宝するだろう。

 初級者のプレイヤーのなかには、PvPと聞いて尻込みする人もいるかもしれないが、その心配は不要である。上でも紹介したとおり、ドレドギオンではPvEのウェイトも大きく、これに関連したデイリークエストがウマい。たとえPvPが苦手でも、クエスト報酬を目当てにドレドギオンに参加しているプレイヤーも大勢いる。パーティ募集の告知文には、どういったスタンスでドレドギオンに挑むのかが記されているので、これを参考するとよいだろう。

・関連ページ:「激戦地ドレドギオン

種族としてのプライドをかけた大規模PvP「要塞戦」

 アビス内の各所にある要塞は、魔族と天族そして龍族が占領できる。この占領権を得るために、種族としてのプライドをかけた大規模PvPを繰り広げるコンテンツが「要塞戦」である。


 要塞戦が開催される曜日と時間は決まっており、参加できる人数は無制限となっている。多いときは、敵味方を合わせて1000名近くのプレイヤーが要塞戦に参加することもある(あった)のだ。
 ここまの大規模PvPになると、いち個人としての強さがどうこうといったレベルでは、まったくといっていいほど太刀打ちができない。要塞戦で何より大事なのは、参加するプレイヤーの数と、彼等を統率する指揮者の存在である。

 実際の要塞戦では、指揮者の号令のもとに進軍や撤退などが適宜指示される。広大なアビスの全域を戦場としているため、戦局の把握や情報伝達は難しいのだが、だからこそ他のプレイヤーが判断する余地も多く残っているのだ。
 こうやって無数のプレイヤーによって生み出される渦に飛び込み、要塞戦というひとつの目的に向けて動く一体感は、「これぞMMORPG!」と言いたくなる。きっと多くの経験者にとっても、忘れられないゲーム体験ではなかろうか。


 要塞戦におけるメリットで最も大きいのは、貢献の度合いによって獲得できる「銀の功績勲章」「金の功績勲章」である。これらはPvP向けの装備品を交換するときに必要となるが、競売にも出品でき、単位時間あたりの金策としてもトップクラスだ。使用クラスに応じて、さまざまな方法で貢献できるので、周囲のプレイヤーに詳細を聞いてみるとよい。

 上でも説明したように、要塞戦で何より大切なのは数である。一人でも多くのプレイヤーに参加してもらいたいので、極端な話、アビスに行けるようなったばかりのレベル25でも無下にされることはない。場合によっては初級者向けのフォース(大規模パーティ)が編成されることもあり、これに参加するのもオススメだ。
 まぁ恐らくは、最初の数回の参加時は、アビス内で何が起こっているのか把握すらできないだろう。それも含め、MMORPGならではのお祭りとして、気軽に楽しんでほしいと思う。


 ひとつ悩ましいのが、要塞戦の主役はプレイヤーであり、それに対するゲームシステム側からの介入は最小限となっていること。指揮者の存在や、種族全体の士気、そして魔族と天族の人数差など、さまざまな要因が揃って、はじめて大規模PvPが実現するのだ。
 そのため、仮に要塞戦の開催時間を迎えたからといって、常に大規模PvPが勃発するとは限らないので、その点には注意してほしい。多くのベテランにとって身に染みているだろうが、一度大きく傾いたバランスを戻すのは本当に、本当に難しいのだ。

 なので、もし要塞戦を盛り上げようとしているプレイヤーを見かけたら、可能な範囲で参加を検討してほしい。古今東西に数多くのMMORPGがあるが、これほどの大規模PvPを楽しめるコンテンツは極めて少ない。筆者も一人のファンとして、これからもAIONの要塞戦が盛り上がることを願っている。

・関連ページ:「要塞戦

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