精霊の墓に入ると、一番先に目に付くのが「精霊のオーブ」である。精霊のオーブは他の場所へ移動させてくれるテレポーターだと思えばよい。地底湖へのテレポートをはじめ、海賊島の地表へテレポートしてくれる。
精霊の墓内でリスタートをすると、この精霊のオーブの近くにキャラクターは移動するが、注意しておきたいのはこの地点はNormal Zoneである点である。精霊の墓で狩りをするユーザーが意図的にモンスターを連れてこない限り、モンスターが出現することは無いので、HPやMPの回復を行う休憩場所として使うことができるがSafetyZoneではなく他のプレイヤーから攻撃が可能であることを忘れてはいけない。
精霊の墓は、精霊のオーブの近くがスタート地点である。精霊のオーブから見て右方向に沿って進むと、モンスターが出現する。精霊の墓という名に相応しく、出現するモンスター名も精霊に関したものがほとんどである。
精霊の墓は、高レベルのプレイヤーがそれなりの装備で狩りをすることができる、すなわち一定水準以上の難易度があると考えられる。クラスや装備によって難易度が大きく異なる狩場である。
出現モンスターのHPが比較的に高いので、ウィザードやエルフの場合はサモンモンスター等を活用しよう。ナイトやダークエルフなど前衛クラスの場合は、ペア狩りやパーティーで狩りをするほうが消費が少なく無難である。精霊の墓に登場するモンスターのほとんどは物理攻撃よりは、魔法での攻撃が脅威なので、魔法防御力が高いほど狩りはしやすくなるだろう。
一定水準の難易度がありながら、この狩場が魅力的であるのは、オリハルコン ダガーをはじめとする高価なアイテムを狙えたり、モンスターから得られるアデナの量が多いためである。1時間ほど狩りをすれば、アデナだけで100,000A(100kA)を超えるだろう。
また、高価なアイテムがドロップするので、しばしばプレイヤー同士のトラブルが発生しやすい狩場である。
精霊の墓は全部で4つのエリアから構成されている。しかし、夢幻の島のようにそれぞれのエリアに出現するモンスターが違うわけではないが、出現モンスターの数など難易度の面が異なっている。一般的には最奥のエリアが最も難易度が低く、ソロでの狩りも可能である。手前に来るにしたがってモンスターの数が増加し難易度が上昇することを覚えておこう。
精霊の墓の注意点として挙げたいのは、出現モンスターの仲間意識が非常に強いという点である。したがって、1匹のモンスターを攻撃するだけで、画面にいるすべてのモンスターがリンクして攻撃してくる。したがって、最初のエリアのようにモンスターの数が多いところでは、近くにモンスター1匹見えるからといって、むやみに攻撃をしてしまうと思いがけない数のモンスターが集まってしまい窮地に立たされてしまうケースも少なくないだろう。
ほとんどのモンスターは先攻型ではないが、外見が色違いの大精霊である各種深淵の精霊などは先攻型のモンスターなので、未変身状態では襲われてしまう。よって、特に理由が無ければ狩りをする際には変身しよう。
前述したように、精霊の墓のモンスターは仲間意識が非常に強い。そこで、問題になるのがモンスターのターゲット認識である、当然他のプレイヤーに向かっているモンスターを倒すことはマナーが良いとは言えないので極力やめよう。また、モンスターを離れた場所まで引いていきレアアイテムを期待しやすい一部のモンスターだけを狩り続けるのもマナー上、決して推奨されるものではない。
ヒールを担当する後衛キャラは、マナ ドレインをモンスターに使用するとモンスターが攻撃と認識し襲ってくる。ケースに応じて適切にマナ ドレインを活用しよう。
比較的に出現モンスターの種類が豊富な精霊の墓にあってアシスシングは異質だろう。象牙の塔に出現するデスのような外見のアビスシングには2通りのパーティー構成パターンがある。アビス グールを2匹連れているパターンと、アビス アーチャーを2匹連れているバターンが存在する。
どちらも、攻撃を仕掛けると同時に3匹を相手にする必要があるので注意が必要だが、アビス グールを連れてくるアビスシングは、グールのHPが非常に高く、毒や直接攻撃が非常に強いので、アビス アーチャーを連れている構成のアビスシングを狙う方が楽である。
もちろん、アビス グールやアビス アーチャーはそれぞれアンデッドモンスターなので、WIZやINTが高いキャラクターであればターンアンデッドによって倒すことも可能である。しかしながら、アビス グールやアビス アーチャーの魔法防御力は低くないので、ターンアンデッドの成功確率は極めて低い。
精霊の墓のボスモンスターである愛くるしい姿をしているマンボラビットは、精霊の墓だけでなく海賊島のフィールドにも出現する。海賊島のフィールドに登場するマンボラビットとは見た目が少し異なっている。このマンボラビットが出現する際には、マンボラビットだけではなくマンボラビットの手下も連れて出現する。マンボラビットをいきなり狙うよりは、マンボラビットの手下を先に倒す方が楽に倒すことができるだろう。マンボラビットは精霊の墓で出現する場所が大体奥と決まっているので、精霊の墓に通うプレイヤーであれば覚えておこう。
深淵の主も精霊の墓に出現するボスモンスターである。出現頻度は低いが、物理攻撃も強く、MRに関係なく無条件でキャンセレーションを使用してくるので、シャルナのスクロールや各種エンチャントの準備など用意をして戦うようにしよう。なお、どちらのボスモンスターも非先行型である。ちなみに、深淵の主の外見は象牙の塔に出現するデーモンを青くしたものである。(通称、青閣下)