ディアド要塞はリネージュでの8番目の城で、ラスタバド勢力が所有する城として設定されている。ディアド要塞には、地下侵攻路を通って行けるが、ディアドテレポートスクロールを使っても行ける。ディアド要塞の攻城のやり方は他の城と同様である。地下侵攻路3階を通ってくると発見できるNPCアデン偵察兵を通じても宣布が可能である。
ラスタバド勢力が城を占領しているときには、攻城を宣布した血盟が城を奪い取ると同時に(残りの時間に関係なく)攻城戦が終了する。攻城戦の際に、ディアド城の主である「バランカ」と「ライア」が出現し、彼らは一定以上のダメージを受けると本拠地にテレポートする。
したがって、ディアド要塞を占領するためには、[城門の破壊⇒すべてのディアド城主の退却⇒植物栽培所(ガーディアンタワー)の中心部破壊]をしなければならない。
地下侵攻路3階、ディアドテレポートスクロールを使って到着した場所とディアド要塞の城門の間には広いフィールド(前庭)がある。ここには、モール、ブラック ウィザード、キャリング ダークエルフ、ビースト サマナー、ディロ、ヘビーオーム、ディープ フラワー、プレート ワーム、ダーク フォレスターなどが出現する。モンスターの出現頻度はさほど高くないが、無視して通れるほどではない。
ここはユーザーにとって、それなりのアイテムを目当てにレベルアップの場所として活用される所である。出現するモンスターは大体レベル30後半から40代始めぐらいなので、レベル45以上の+8の武器と+5の防具を着用しなければ、狩りをするのに無理がある。
たまに、高レベルのユーザーもサポーター ウィザードを連れてきて、ダーク フォレスターのブーツ、ブラック ウィザードのローブ、ビースト サマナーのローブなどのアイテムを獲得するために狩りをしたりもする。
ディアド要塞の内部には地上の他の城とは違い、雑貨商店やアデン全域の村にテレポートさせてくれるNPC、クエストができるNPCもいるのが特徴的である。
また、ディアド要塞の内部にはオーム鉱山というところが存在する。そこは隠されたダンジョンではなく、鉱物を採る「NPCオーム」しかいない所である。なお、オーム ダンジョンやオームの村まで移動させてくれるゲートキーパーが存在する。
ラスタバドシリーズのアイテムを高価で買い取ってくれるNPCはオームの村にしかいない。それで、オームの村までの移動が便利なこともまた、ディアド要塞のメリットである。
全般的にディアド要塞は地上の他の城と比べて、攻城戦をするのに様々な難点があるので、さほど人気はない。地上の城と比べると、移動までの時間も結構かかる上に、攻城戦をする際に二つの城門を同時に破壊しなければ中に入れないということも、ユーザーに人気のない理由の一つである。
また、ディアド要塞を占領したときに、城門はこれ以上城主に統制されなくなるという設定されており、統制できないという点も残念である。
ディアド要塞を占領した時に得られた特権だった大空洞への移動も、大空洞テレポート スクロールの製作によって取引が活性化されており、ディアド要塞のメリットは他の要素によって分散されてしまった。
現在ディアド要塞の攻城戦はあまり行われていない。その理由としては、ディアド要塞の主として登場していた「バランカ」と「ライア」といってボスモンスターが登場しなくなったからでもある。
以前、攻城戦が活発に行われていたときには、バランカやライアの登場によって、攻城戦の際に高価のアイテムを獲得できたという点が、ディアド要塞の攻城戦の大きなメリットがあったからである。現在、バランカとライアはリネージュ ストーリ上の設定によって、ラスタバドだけで登場する。