2012年2月14日にリネージュのユーザーコミュニティの柱となる血盟システムが大幅に改善された。
血盟運営の自由度を上げる仕様へと変更されており、血盟員の加入、血盟単位での戦闘などにおいて、いくつかの機能が強化された。とくに血盟戦中の血盟脱退、血盟倉庫の使用履歴など見逃せない改善点が多い。
・関連ページ:血盟
階級と権限の変更
従来の
血盟運営は
君主を中心にシステムが構成されていた。
したがって、君主の役割と負担は非常に大きく、君主がログアウト中の場合は運営が停滞してしまう。今回のリニューアルではその解決策として、君主の不在時でも別のメンバーが諸事情の処理を進められるように権限が分譲された。システムの変更点をチェックしてみよう。
- 一般血盟の階級と権限
今回のリニューアルにおける最大の特徴のひとつが血盟階級の見直しといえるだろう。一般血盟でもガーディアンを
任命することができ、血盟君主がいなくてもガーディアンの権限をもって血盟に加入させることができる。
階級
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加入 承認
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脱退 承認
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宣戦 布告
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布告 承認
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休戦 申請
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休戦 承認
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降伏 申請
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降伏 承認
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エンブレム 登録
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君主 ガーディアン エリート 一般血盟員
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○ ○ - -
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○ - - -
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○ - - -
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○ - - -
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○ - - -
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○ - - -
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○ - - -
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○ - - -
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○ - - -
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階級
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階級 任命
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呼称 付与
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倉庫 利用
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上位 チャット
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血盟 チャット
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同盟 加入
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同盟 脱退
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血盟 脱退
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君主 ガーディアン エリート 一般血盟員
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○ ○ - -
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○ - - -
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○ ○ ○ -
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○ ○ - -
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○ ○ ○ ○
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○ - - -
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○ - - -
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解散 ○ ○ ○
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- - - -
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- 連合血盟の階級と権限
副君主は君主以外の連合血盟内にいる君主キャラクターが自動的に任命される。これによって君主の不在時でも
副君主とガーディアンが血盟の運営を行えるように変更されている。
階級
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加入 承認※
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脱退 承認
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宣戦 布告
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布告 承認
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休戦 申請
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休戦 承認
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降伏 申請
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降伏 承認
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エンブレム 登録
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君主 副君主 ガーディアン エリート 一般血盟員
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○ ○ ○ - -
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○ ○ - - -
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○ - - - -
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○ - - - -
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○ - - - -
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○ - - - -
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○ - - - -
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○ ○ - - -
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○ - - - -
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階級
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階級 任命
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倉庫 利用
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呼称 付与
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上位 チャット
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血盟 チャット
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血盟 脱退
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君主 副君主 ガーディアン エリート 一般血盟員
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○ ○ ○ - -
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○ ○ ○ ○ -
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○ ○ - - -
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○ ○ ○ - -
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○ ○ ○ ○ ○
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解散 ○ ○ ○ ○
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※ただし君主キャラクターの連合血盟への加入は、その血盟を創始した君主でなければ承認できない。
- 階級の任命
一般血盟:今回のリニューアルで自分より下の階級まで任命が可能となった。新規追加のガーディアンは5人まで任命可能だ。
連合血盟:ガーディアンを最大12人まで任命できる。ただし、レベル40以上の血盟員でないとガーディアンにはなれない。
階級の付与 ガーディアン以上の階級を持つキャラクターがチャットウィンドウにて「/ランク キャラクター名 階級名」と入力する。 ※「/ランク」は「/rank」でも代用が可能。
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- 階級別 階級任命権限一覧
階級
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階級任命権限 取得条件
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任命対象階級
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連合血盟の君主
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レベル25以上の君主クラス
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全血盟員
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血盟の君主
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連合血盟の副君主
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自分より低い階級の血盟員
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連合血盟・血盟のガーディアン
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レベル40以上の君主以外のクラス
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※エリート以下の階級にはレベル制限はない。
- 呼称の付与
一般血盟:君主だけが血盟員に呼称を付与することができる。
連合血盟:君主と副君主が自分より低い階級の血盟員に呼称を付与することができる。
- 階級別 呼称付与権限一覧
階級
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呼称付与権限 取得条件
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付与対象階級
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連合血盟・血盟 君主
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レベル10以上の連合血盟・血盟 君主
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自分と全血盟員
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連合血盟 副君主
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レベル10以上の連合血盟 副君主
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自分と自分より低い階級の血盟員
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※副君主同士はたがいに呼称を付与・変更できない。
脱退ルールの変更
血盟戦や攻城戦などのPVPコンテンツにおけるアビュース行為の防止、また同時に君主が血盟脱退できない点を悪用して
他の血盟員達に不快感を与えた場合などにも対応できるように、血盟戦争中でも脱退可能なシステムへと修正が加えられた。
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上記のプロセスを見るとわかるように、君主の承認を受けてから脱退するのとしないのとでは、 血盟再加入制限のペナルティが70時間も違ってくる。ちなみに連合血盟でもペナルティ時間は 同じ設定となっており、連合血盟の場合は副君主の脱退承認でも大丈夫だ。
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血盟戦中の脱退承認メッセージ
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血盟員 (脱退する側)
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血盟戦中にチャットウィンドウに「/pledgeleave」コマンドを入力して、 続けてYを押すとこのメッセージが現れる。YESで同意要請となる。
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君主・副君主 (脱退承認する側)
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そのとき血盟または連合血盟の君主・副君主がログイン中なら、 君主・副君主側にこのような確認メッセージが現れる。
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血盟員 (脱退する側)
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君主・副君主の承認を得て脱退するとこのメッセージが現れる。 ペナルティの2時間が経過するまでは加入申請時にも継続表示。
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倉庫利用権限の変更
従来は血盟倉庫を利用するためには君主から呼称を付与される必要があったが、
今回のリニューアルによってエリート以上の階級となっていれば血盟倉庫の利用が可能となった。
さらに倉庫NPCのメニューに「血盟倉庫使用リスト確認」項目が追加され、倉庫の利用履歴が3日ぶん最大100件まで表示される。
血盟倉庫使用リストで確認できる項目 誰が/何を/何個/預けた/取り出した/アイテムの移動からの経過時間(分単位) ※装備アイテムのエンチャント数や属性強化などは表示されない。
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▲履歴が残るので気兼ねなく利用できる。
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情報表示機能の追加
君主クラスのキャラクターは既存の連合血盟と同じ形で血盟情報が表示されるようになった。
血盟情報には「血盟員のログイン情報」の他、「血盟の名前」、「血盟規模」、「血盟創設日」などが表示される。
このとき血盟創設日に表示されるのは君主クラス キャラクターの誕生日となる。
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▲一般血盟でも血盟員の接続状態が表示されるようになった。 |
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▲血盟員のウィンドウでは血盟の名前、ランクなどが表示される。
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複数案件への対応強化
かつては血盟運営におけるほとんどの権限が君主に集中していたが、今回のリニューアルで一般血盟ではガーディアン、連合血盟では副君主たちにいくつかの権限が分譲された形になっている。
そのため複数の要請案件が入ってくる場合に備えてマルチメッセージ機能が追加された。
ひとつの要請を処理したあと、その他の要請を自動的に表示されるようになっている。
これによって複数で問い合わせなどを処理することによって君主プレイヤーの負担を減らすことができるだろう。
従来は君主だけの権限だった宣戦布告、休戦申請、降伏申請、血盟脱退などが、 副君主にも送られるようになった。君主が判断できない場合は副君主に権限が譲渡される。
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