グンター:設定イラスト
グンター:若き日のエピソード
エルモアが生んだ、大陸最高のナイト。
「不敗のグンター」と呼ばれたその名声はアデンまで伝えられるほどであり、
王よりも国民の信頼を得ているとも噂された。
しかし、幾度目かの御前試合が行われる前夜、王の代理であった摂政によって
汚名をかぶらされ、グンターはエルモアより追放される。
一介のナイトとして、ずば抜けた器量を持っていたため、警戒した王と大貴族らの陰謀に巻き込まれたのである。
「嘆きの王子」は一言の弁解もせずエルモアを離れた。
嘆くべき災難は、のちにデポロジューと出会い、その師となる運命の導きであったのかもしれない。
ブルディカ:設定イラスト
ブルディカ:若き日のエピソード
ラスタバドで暗殺軍を率いていたブルディカは、長老会の命令を受けて殺戮を続けていた。
しかしながら、「復讐にはすでに意味がなく、闇と光は共存すべき」と主張して長老会へ反旗を翻す。
そのような彼の思想は一族に受け入れられはずもなく、指導者ダンテスと長老会は異端者扱いにして処断する。
これに反発したブルディカは長老会の頭目バロードを倒し、従者達と故郷に背を向けたまま、ラスタバドを脱出。
ダークエルフの聖地、沈黙の洞窟に定住することとなる。
かくして、聖地にてブルディカはダークエルフの首長となった。
ジリアン:設定イラスト
ジリアン:若き日のエピソード
多くの民や兵から「月の騎士」と称えられる彼は、デポロジューの祖父・デカン王の治世から
王室のガーディアンとして活動するエルフ族の首長でもある。
デポロジューが王位を継承したとき、新たな王のガーディアンとして血盟に名を連ねる。
家臣として最も高い忠誠を尽くした者とも伝えられ、主を守るためにケンラウヘルに囚われることもあった。
エルフのなかでも、ずば抜けた美貌を持ち、歴代のガーディアンにも劣らない実力を持った彼には……ひとつ秘密がある。
それは十五夜を迎える前後の4日間、月の束縛により月の光の女性エルフ・オーエンに姿を変えることだ。
ゾウ:設定イラスト
ゾウ:若き日のエピソード
かつて、ハーディンのもとで弟子として魔法を学んだウィザード。
なぜか彼の周囲には幸運が集まるといわれ、いつからか「幸運のウィザード」との呼び名がついていた。
偉大な師が世を去ったのち、修行の場を話せる島へと移し、そのとき幼少期のデポロジューと共に過ごしている。
反王ケンラウヘルとの戦争では若き赤毛の君主を助けるため、みずから黒魔術へ手を染めることに。
「ダークスター ゾウ」と恐れられたその強大な力は、誰もが勝てないと諦めたケレニスとの戦いにすら勝利した。
しかし、その代償として両目の光を失うことになる。
その後、ジリアンの保護下で100歳を超える長寿を得て、月の騎士が見守るなかで人生の幕を閉じた。