反王ケンラウヘル(エリアード・ケンラウヘル)は一時期アデン全土の王として君臨していた。
アデンの王であった善王デューク・デフィルの死去後、アデン城に魔術師ケレニス引き連れて現れたケンラウヘルは善王の従兄弟を名乗りを国王の座についた。
しかしこれはケンラウヘルが次期国王に任命されたわけではなく、ケレニスが王妃ガドリアを黒魔術で誘惑しケンラウヘルが王座に付いたと当時デューク・デフィルの側近であったゲラドが語っている。
善王デューク・デフィルの子デポロジュー王子は血盟員ハーディンの手助けで城を脱出し、ハーディンの庇護の下話せる島に身を隠すこととなる。反王ケンラウヘルは圧政によるアデン統治を行っいアデンは混乱の時代を迎える。
リネージュパートⅠ「Lineage The Blood Pledge」では善王デューク・デフィルの子(または子孫)とされる君主クラスを中心とした血盟と、ケンラウヘル・ケレニスを中心としたアデンとの戦いが中心となっている。
パートⅠでアデンを追われたケンラウヘルは、地下に身を隠すダークエルフの国「ラスタバド帝国」の存在を知る。ケンラウヘルはラスタバド帝国の冥王ダンテスと手を組み、再度アデンの覇権を手中に収めるために地上に軍隊を進軍させる。アデン側に加担したブルディカ率いるアサシンギルドの助けを借りたアデン連合軍はラスタバドの進軍を返り討ちにし、さらにディアド要塞、ラスタバドと進軍するが、ケンラウヘルはその間に魔族との接触に成功しラスタバドを利用し冥王ダンテスに異界の支配者「ギルタス」の召還をさせる。
リネージュパートⅡ「クロスランカー」では決戦を迎えるアデン軍とラスタバド軍、異界の支配者ギルタスや魔族達の影でケンラウヘルが暗躍している。