ケレニスは善王デューク・デフィルの死後、ケンラウヘルと共に現れ、常にケンラウヘルに付き従う謎の魔術師である。その魔力は強力で、アデン攻城戦では今なお強力な魔法とケンラウヘルへのサポートで冒険者を苦しませている。
ケレニスは水の精霊で母は死の神シーレンである。また父についての直接の言及は無いが母をシーレンに持つとすると必然的に父はグランカインとなるのだろうか。
ケレニスは幼い頃、理由は不明だがハーディンの元に身を寄せていた時期がある。その頃ハーディンの元にはオリム・カスパー・バルタザール・セマ等も弟子として身を寄せていた。
話せる島ダンジョンでの悪魔召還とバフォメットの一連の事件は秘譚 魔術師 ハーディンや秘譚 魔術師 ハーディン ストーリーコミックにてその内容を垣間見る事ができる。
水の精霊はその性質を「治癒」か「毒」かの選択をする時がくるといが、この一連の事件をきっかけにケレニスは「毒」の道を選択しバフォメットと共に封印される。
しかし一時封印されていたがケンラウヘルと共に再びアデンにその姿を現したのであった。
これはハーディンを救う際に「今の私はもうすぐ消える」という言葉から推測すると、幼少期の「治癒」「毒」を選んだケレニスはその性質そのものが変化したのかもしれない。
過去リネージュのゲームイベントでは幾度かに渡り謎の魔術師の存在が確認されている。
ある時は象牙の塔の魔術師 タシテ等をたぶらかし異界の門を開こうとし、シャドウ ヴァラカスなるモンスターを召還したり(ゲームイベント(探求の代償)2003.8)、またある時は死霊魔術を研究するダークエルフをたぶらかしアデンに混乱を巻き起こす(ゲームイベント(伝説の武具)2005.7)などの事件は彼女の手引きではないかとの噂もある。
月日は経ち、ケレニスは再びアデンに現れ、そしてケンラウヘルと共に表舞台からは去ったが、今後彼女が暗躍することは容易に想像できるであろう。