太古の昔、世界を創造した2人の神アインバザードとグラインカイン。
創造の神アインハザードと破壊の神グラインカインは6人の子をもうけ、それぞれに力を与えた。あるときグラインカインは自分の娘である水の精神を司るシーレンを誘惑し過ちを犯した。シーレンは彼の子を宿したためアインハザードの怒りをかうこととなり、シーレンから神の地位を剥奪し大陸から追放した。
シーレンは深い森の中で子を産み落とした。その子らは後に魔族といわれる者たちでその中で最も強い力を持つ者たちはドラゴンであった。光・闇・土・水・風を、そして火を司るヴァラカスである。シーレンは神々を憎み、その子らと神に反抗し戦争となった。
永遠に続くかと思われた神々の戦いはシーレンの敗北という形で幕を閉じたが、敗北したシーレンの悲しみは「死」を生み出し、戦いの要因を作ったグラインカインはシーレンと共に「死」の世界へと姿を消した。主を失ったヴァラカスは地上へと戻り、その姿を火山の火口奥深くに隠したといわれている。