PvPはPlayer VS Playerの略で、キャラクターとモンスターの戦闘ではなく、キャラクター(プレイヤー)同士の戦闘を意味する。
リネージュでは、コントロール(Ctrl)キーを押せばゲーム内のマウス ポインタが剣の形に変わり、他のキャラクターを強制的に攻撃することができる。また/PKコマンドを使えば、Ctrlを常に押した状態になり、容易に他のキャラクターを攻撃することができる。
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Ctrlを押さなくても強制攻撃が可能 |
PvPワールドとNon-PvPワールドでは仕様が異なる。Non-PvPワールドでは、戦争や決闘を除いて基本的にPvPは行えないので、ここではPvPワールドを前提として説明をしている。
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また、PvPにおいてキャラクターの性向値については、十分に理解しておく必要がある。これについては、性向値(アライメント)を参考にしてほしい。
PvPはその地域(Zone)の影響を受ける。PvPが行われたZoneによって以下のように状態が異なるので参考にしてほしい。
- Safety Zoneの場合
町や村、市場など、Safety Zoneでは、そもそもPvPが不可能である。
- Combat Zoneの場合
狭い橋や建物の入り口など、Combat Zoneではアライメントおよび経験値/アイテムの損失なく自由に戦闘ができる。他のキャラクターをPKしてもPK回数は増加しない。
- Normal Zoneの場合
Normal ZoneではPvP戦闘が許されるが、正当防衛システムが適用される。Normal Zoneでキャラクターが死亡すれば、モンスターに倒された時のように経験値の損失が発生し、殺した方のキャラクターはPKカウント回数が増加し、性向値がカオティックとなる。攻城戦の地域では、経験値とアイテムの損失は発生するが、他のキャラクターを殺しても性向値は変動しない。
他のプレイヤーを殺すという点において、PvPやPKは嫌われがちであるがPvP自体は違反行為ではなく、リネージュで認められた仕様のひとつであると考えられる。
しかしながら、PvPに関連がありそうなものを以下のとおり抜粋した。これらは、リネージュ運営方針において禁止されているので、PvPを行うプレイヤーが最低限守るべきルールであるので注意しよう。また、以下に違反があったと考えられる場合には、公式サイトの問い合わせ窓口から報告すると良い。
(以下、リネージュ運営方針 2.ユーザーの義務より抜粋)
2.6 その他、禁止されている行為
- ゲーム内で不適切な内容や性的な内容を暗示する各種表現及び描写する行為
- 一般的なタブー語を使い誹謗中傷する行為
- 特定の国籍、人種、宗教などに対して誹謗中傷する行為
- マクロツール・スピードチートなどゲームに影響を及ぼすことができる、認められていないユーティリティ(外部プログラム・ツール)を/使用/作成/配布/販売/勧めたり/する行為
- リネージュクライアントプログラム上において本来予定されていた範囲を超えた動作をさせることを目的として、リネージュクライアントプログラムを/改変/リバースエンジニアリング/解析/する行為また、そのプログラムや情報を/使用/作成/配布/販売/勧めたり/する行為や、特定サイトに/配布/送信/掲載/する行為
- 当社が認めないプログラムや不適切なファイル、違反行為を行っている画像や記事などを含んだ特定サイトのアドレスやリンクを発言したり、ゲーム内掲示板等に書き込みをする行為
- ゲームの進行を妨害する行為
・ 特定の場所において、ユーザー同士で解決ができないと判断される完全な封鎖を行う行為
・ 特定の狩り場に対して所有権を主張し、これを取り引きしようと試みる行為
- その他、当社とユーザーが共有する通念上、正常ではないと判断される行為
- GMからの警告にも関わらず従わない行為
- ワールド/トレードチャットを用いた他のユーザーへの批判/煽り/バッシングを行う行為
全体チャットを使っての煽りや、狩り場においての所有権を主張し、これをアデナ等で取り引きしようとする行為は陥りやすい違反行為である。
ちなみに、「この狩場で狩りをしたければアデナや対価を支払え」というのは、”試みる”だけでも禁止事項であるので十分に注意が必要である。また、ワールド(トレード)チャットなどワールド全体のユーザーが見ることができる場所において他のユーザーへの批判や煽り、バッシングも禁止されている。不特定多数のユーザが閲覧可能という点では、町の掲示板も同等と考えられるだろう。アカウントの譲渡や売買、共有なども禁止されている行為なので必ず自分で育てたキャラクターを使おう。
PvPには相手への恨みがどうしても付きまとってしまい熱を上げてしまいがちであるが、これらのような最低限のルールは確実に存在しているので相手に勝てれば何をしてもよいというのは大きく間違った認識である。定められたルールの中で競い合うのでなければ、それはすでにゲームとはいえない。
ワールド内のユーザーが心地よくゲームをプレイできるように心がけよう。
決闘システムとは、PvPを相互同意の下に行うことをいう。
キャラクターが接触し、互いに向かい合った状態で、どちらかから「/決闘(/duel)」コマンドを入力すると、相手に決闘を受けるかどうかを確認するポップアップウィンドウが表示される。相手がYesをクリックして同意すると決闘が始まる。決闘は一方のキャラクターが死ぬか、テレポート、帰還、リスタートすれば終了する。
決闘においても、Normal Zoneでキャラクターが死ぬと、経験値の損失が発生する。だが殺した方のキャラクターには、アライメントやPK回数の変動は発生せず、決闘で敗北した場合は非常に低い確率で所持したアイテムが相手に移動する。(なお、Non-PvPワールドでも決闘は行えるが、キャラクターが死んでも経験値損失やアイテムの移動、アライメント、PK回数の変動は発生しない。)
正当防衛システムとは、わざと殺されて相手キャラクターのロウフルを減少させるといった、故意的な加害行為を防止するために追加されたシステムである。
PvPにおいて、他のキャラクターを先に攻撃したキャラクターは、キャラクターの名前が性向値に関係なく15秒間ピンク色(Pink Name;通称ピンネ)に変化する。カーソルを合わせると剣の形になり、Ctrlキーを押さなくても誰でも容易に攻撃できるようになる。
ピンネ状態のキャラクター、つまり先に攻撃を仕掛けてきたキャラクターを倒した場合は、PvPの結果がアライメントに反映されない。 ただし、ピンネ状態のキャラクターを攻撃した者や、支援した者(ヒールなどを行った者)もピンク色状態になる。
なお、この正当防衛システムは、カオティック キャラクターには適用されないので注意しよう。